総合評価:S-
基本情報
- メーカー価格:12,000円(税抜)
- ブレード構成:木材5枚+PAカーボン(アウタータイプ)
- スピード:☆☆☆☆
- コントロール:☆☆☆☆
- 打球感:中間
- 平均重量:85g
- グリップ:FL
高い攻撃力と安定性を兼ね備えた万能型ラケット
新特殊素材“PAカーボン”を搭載した攻撃用ラケットです。やわらかめの打球感で安定性を高めながらも十分な攻撃力を持ちます。
従来の特殊素材ラケットに比べ高い弧線の打球になるため前陣でのブロックや中陣からの攻撃時にも抜群の安定感を誇ります。
中国期待の若手選手梁靖崑も満足する高性能ラケットです。
引用:https://www.yasakajp.com/items/alnade/
アルネイドの特徴
アウターカーボンで飛ばすラケットかと思いきや、PAカーボンという特殊素材を使うことで、柔らかい打球感と安定感を追求したラケットです。
攻撃力=弧線の高さ×ボールの深さ
一般的なカーボンラケットは、スピードと低めの弧線を掛け合わせた攻撃力が強みです。
一方でアルネイドは、弧線の高さとボールの深さを掛け合わせた攻撃力が特徴です。この攻撃力を支えているのが「PAカーボン」です。通常のカーボンよりもボールが高い弧線を描き、柔らかい打球感で操作性に優れています。
メーカーのコンセプト通り攻撃力と安定性を両立させたラケットで、脱初心者から上級者まで幅広く対応しています。
デザイン性の高さ
もう一つの大きな特徴は何といってもデザイン性!
グリップがめちゃめちゃカッコイイです!!
ラケットのデザイン性を重視する方には本当におすすめです。
グリップ拡大写真👇
レビュー
打球感はカーボンらしさはなく少しポコポコしてます。木材からこのラケットに変えた場合は違和感ないかもしれませんが、カーボンラケットから移行した場合は違和感がすごいかもしれません。
技術別に細かくレビューしていきます。
- サーブ:アウターカーボンの中ではダントツコントロールしやすいと思います。
- レシーブ:アウターカーボンとしては万能です。ツッツキ、ストップ、チキータ、フリック全てやりやすいです。
- ドライブ:弧線が高く、相手のコートの深いところに行きます。最初はオーバーミスが増えるかもですがすぐ慣れます。アウターカーボンにしてはスピード控えめですが、相手はめっちゃ打ちづらそう。ヨーロッパ系のドライブって感じですね!
- スマッシュ:強打するとカーボンの打球感が出てきますね。カンと金属音になります。球離れが速くなり弾きやすいですね。
- ブロック:少し上にあがるのに慣れれば安定感抜群です。しっかりコントロールできます。
- カット:安定性が売りですが、さすがにアウターカーボンなのでカットはぶっ飛びます。
おすすめ活用法
アウターカーボンの中では安定性・操作性が高く軽めなので、中級者はもちろんカーボン初挑戦にもおすすめのラケットです。
インナーフォースレイヤーALCとの使い分け
攻撃力と安定性の両立ということで、私的コスパ最強ラケットのインナーフォースレイヤーALCと共通点が多いです。どちらも脱初心者から上級者、前陣から後陣まで幅広く対応できます。
ではアルネイドとインナーフォースレイヤーALCの違いはどこにあるのでしょうか?
それはスピードと弧線の高さです!
- スピード:インナーフォースレイヤーALC > アルネイド
- 弧線の高さ:アルネイド > インナーフォースレイヤーALC
よりスピード重視ならインナーフォースレイヤーALC
より安定重視ならアルネイド
といった使い分けがいいと思います。
おすすめのラバーとの組み合わせ例
万能ラケットでどんなラバーにも合うので、ラバーで長所を伸ばしたり、短所を補ったり調整できるのもこのラケットのメリットですね。
前中陣ラリー志向:フォア面=ライガン(厚)、バック面=ファクティブ(中)
前陣中陣スピード志向:フォア面=プラクソン450(2.0)、バック面=ファクティブ(中)
ヨーロッパ型(中陣~後陣ラリー):フォア面=ロゼナ(厚)、バック面=ライガン(厚)
まとめ
結論アルネイドは、脱初心者から上級者まで幅広くおすすめできるコスパラケットです。
グリップのデザインがカッコイイのもベリーグッド!
インナーフォースレイヤーALCと比較すると、より安定性やラリーを重視する選手におすすめです。
総合評価は僅差でS-。インナーカーボンの方が強打・軽打が分かりやすく、より成長につながるという判断です。
以上、参考になりましたでしょうか。ラケット選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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