総合評価:A-
基本情報
- メーカー価格:3,200円(税抜)
- カテゴリー:裏ソフト>テンション系
- スピード:☆☆
- スピン:☆☆☆
- コントロール:☆☆☆☆
- 硬度:硬め(ドイツ基準47.5°)
- 弧線:低め
- 厚さ:1.5(薄)・1.8(中)・2.0(厚)・MAX(特厚)
ヴェガイントロの位置づけ
ヴェガイントロは、「ヴェガシリーズ」の初心者用ラバーとして登場しました。
一般的な初心者用ラバーは柔らかくコントロールしやすいものがほとんどです。
ヴェガイントロは初心者用ラバーにもかかわらず、テンション系ラバーであり、硬めのスポンジと摩擦力のあるシートで、初心者用とは思えないほどボールにキレがあります。
そして弾みをかなり抑えることで、コントールのしやすさとキレを両立させています。
最大のポイントが、テンションラバーとしては最安クラスの値段です。定価3,200円で、実売価格2,000円台という破格の安さに驚きです!
エクシオンのラバー性能表
レビュー
打球感硬いです!初心者用ラバーという印象はほとんど無いですねw
少なくとも初心者が始めて使うラバーとしてはおすすめできないのが正直なところ。
- サーブ:回転かけやすいです。弾みも抑えられていてコントロールもいいですね。
- レシーブ:回転の影響を受けやすく、慣れるまではネットミスが多かったです。慣れると低くて切れてるツッツキで主導権とりやすいです。相手のサーブの回転に合わせにいくというより、回転を上書きしようとすると安定しました。
- ドライブ:回転はけっこうかかりますが、スピードが出ないですね。スポンジ硬いのでかなりパワーがないとスピード出しづらいです。弧線が低いので体感ではそこそこ速く感じます。
- スマッシュ:弾き打ちがやりやすくスマッシュは安定します。決定力は不足気味なのでコースをついていきましょう。
- ブロック:あてるだけだとやや暴れますね。弾みがあまりないのでそれなりには安定します。少しカウンター気味に上回転をかけるイメージでやると安定しました。
- カット:そこそこ切れてて、直線的で低いカットがやりやすいです。
おすすめ活用法
スポンジが硬く、威力を出すのにかなりパワーが必要なので、基本的にフォア面での使用を推奨します。
メーカーは初心者用ラバーとして売り出していますが、初心者にはあまりおすすめではありません。ヴェガイントロをおすすめできるのは以下のパターンですね。
- 初級者(テンションラバー入門用)
- ラバー代をできるだけ抑えたい中級者
初級者(テンションラバー入門用)
初心者を卒業して、テンションラバーに挑戦したい人には非常におすすめです。
初心者用ラバーからいきなり「ヴェガヨーロッパ」や「ヴェガアジア」といったテンションラバーに挑戦するのが不安な人も多いと思います。ラバーの値段高くなるし、使いこなせなかったらどうしよう、といった感じですね。
そうした場合は、間にこのヴェガイントロをはさむとステップアップしやすいと思います。フォア面にヴェガイントロ、バック面に高弾性ラバーでバランスがとれます。
初級者におすすめの組み合わせ
フォア面=ヴェガイントロ(2.0)、バック面=マークⅤorスレイバー(中)
ステップアップの一例👇
ラバー代をできるだけ抑えたい中級者
貯金があまりなかった頃は私もヴェガイントロにお世話になりましたw
中級者向けで、性能面を多少妥協して、費用面を追求したコスパラバーとしてヴェガイントロは非常に優秀です!
厚さはMAXで、7枚合板やカーボン入りの弾むラケットと合わせればかなり使えます!
中級者におすすめの組み合わせ
フォア面=ヴェガイントロ(MAX)、バック面=ヴェンタスベーシック(2.0)
この組み合わせなら、安いお店を探せばラバー両面で5,000円以下で買えます!
まとめ
結論ヴェガイントロは初心者向けラバーではなく、テンションラバーに挑戦したい初級者やラバー代を抑えたい中級者向けのラバーです。
キレのあるサーブやツッツキ、スピードはあまり出ないが弧線が低くコースを突いたドライブ、低く直線的なカットなど、性能の割に非常にリーズナブルなコスパラバーなので是非一度試してみてください!
以上、参考になりましたでしょうか。ラバー選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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