総合評価:A
基本情報
- メーカー価格:4,200円(税抜)
- カテゴリー:裏ソフト>テンション系
- スピード:☆☆☆
- スピン:☆☆☆☆
- コントロール:☆☆☆☆
- 硬度:やや柔らかめ(ドイツ基準42.5°)
- 弧線:やや低い
- 厚さ:1.8(中)・2.0(厚)・MAX(特厚)
ヴェガアジアDF位置づけ
初中級者向けコスパラバーの代名詞「ヴェガシリーズ」のプラボール対応版。
ヴェガアジアDFという名称だが、性能としてはヴェガヨーロッパのプラボール対応版というべきでしょう。硬度がヴェガヨーロッパと同じ42.5°(ドイツ基準)。一方、同時に登場したヴェガヨーロッパDFは硬度37.5°とかなり柔らかく、ヴェガヨーロッパとは全く別物です。
そしてどう進化したかというと、プラボール対応ということでスピン性能が向上しました。ヴェガヨーロッパは、シートが少しスリップして回転の影響を受けにくく、レシーブが安定するという強みがありました。ヴェガアジアDFはこのスリップがしにくくなり、ボールを掴む力が増すことでレシーブにキレが出ます。
当然、ヴェガヨーロッパよりも回転の影響を受けやすくなったともいえます。ヴェガヨーロッパよりも攻撃力が欲しい場合に、ヴェガアジアDFにステップアップするのがいいでしょう。
XIOMのラバー性能表👇
レビュー
実際に使ってみると、確かに回転の影響を受けやすくなっています。しかしそれ以上にキレのあるレシーブやドライブが打てるようになりますね!
- サーブ:回転けっこうかかります。コントロールもしやすくヴェガヨーロッパの上位互換という印象。
- レシーブ:ヴェガヨーロッパよりかは回転の影響を受けやすいですが、柔らかいのですぐ慣れます。切れたツッツキやチキータが打てます。
- ドライブ:スピードあまり出ません。回転はけっこうかかります。弧線がやや低くスピードでない割には鋭く感じます。
- スマッシュ:スピード出ません。台から離れなければかなり安定して連打できます。個人的に不思議ですが、台から少しでも離れるととたんに精度が下がります。
- ブロック:安定して返せます。ヴェガヨーロッパのように勢い吸収するのは少し難しいです。
- カット:テンションラバーの中では安定する方だと思います。ただカット用でヴェガヨーロッパからヴェガアジアDFにするよりかは、モリストDF(ニッタク)の方がカットは安定して攻撃力もありそう。
おすすめ活用法
ヴェガヨーロッパよりもスピン性能が向上し、より攻撃的なプレーが可能です。しかし台から離れるとなかなか安定しません。ドライブのスピードはあまり出ず弧線もやや低い。したがって前陣速攻型で一発で決めるよりかは、ラリー重視の選手に適したラバーといえるでしょう。フォア面なら3球目攻撃、バック面ならチキータで先手を取り台から離れずガンガン攻めましょう!
おすすめ活用例
- 前陣速攻型①:フォア面=ヴェガアジアDF(2.0)、バック面=ヴェガヨーロッパ(1.8)
- 前陣速攻型②:フォア面=ヴェガプロ(2.0)、バック面=ヴェガアジアDF(1.8)
- 前陣速攻型③:フォア面=ヴェガⅩ(2.0)、バック面=ヴェガアジアDF(2.0)
まとめ
結論、ヴェガアジアDFは前陣速攻型向けおすすめコスパラバーですね。一発で決めるよりも連打で相手を翻弄する、そんなプレーをしたい方はこのラバーが適しています。張本選手や平野美宇選手のような高速卓球が味わえるかもしれませんw
ステップアップの一例👇
以上、参考になりましたでしょうか。ラバー選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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