総合評価:S
基本情報
- メーカー価格:5,000円(税抜)
- カテゴリー:裏ソフト>テンション系
- スピード:☆☆☆☆
- スピン:☆☆☆☆☆
- コントロール:☆☆☆
- 硬度:やや柔らかめ(ドイツ基準45°)
- 弧線:やや高め
- 厚さ:中・厚・特厚
“トレランス”を追求したハイパフォーマンスラバー
世界を驚かせた「スプリング スポンジ」を使用する『ロゼナ』。その特長は、ロゼ色に染められた「スプリング スポンジ」に新開発のトップシートを組み合わせた“トレランス” の高さです。バタフライ独自のハイテンション技術によって十分な威力を発揮しながらも、微妙なラケット角度やスイング方向の誤差を補い、プレーに安定感を生み出します。前陣から中陣のプレーで『ロゼナ』の性能が引き出されるとき、そのパフォーマンスは伝説のラバーに迫ります。
●“トレランス”とは、英語で許容度、寛容度という意味です。打球時の微妙なラケット角度やスイング方向の誤差をカバーしやすい特徴を表現しています。
引用:https://www.butterfly.co.jp/products/detail/06020.html
ロゼナの位置づけ
初心者~初級者用ラバーから、ハイエンドシリーズの「テナジー」や「ディグニクス」へステップアップするための中級者向けラバーがこちらの「ロゼナ」です。
テナジーやディグニクスは世界トップレベルの選手の多くが使用している最高スペックのシリーズです。張本智和選手や石川佳純選手も使用している超メジャーラバー!
そしてお値段も最高クラスの性能に見合った超高価格帯w
メーカー価格はオープン価格で、およそテナジーシリーズなら税抜7,000円~、ディグニクスシリーズなら税抜8,000円~で購入できる感じです。スポンサーのついていない一般の卓球選手ではかなりコストがキツくなります(´;ω;`)
そこで中級者向けに価格をかなり抑えて、さらに使いやすくダウングレードして登場したのがロゼナです!中級者向けのラバーはメーカー価格が税抜4,000円台のものが多い中で、税抜5,000円とやや高いです。
しかしその性能は非常に高く、コスパが非常にいいラバーといえます。
バタフライのラバー性能数値表👇
レビュー
実際に使用してみると、フォア打ちから性能の高さがすぐ分かります!
とにかく弾みがよく、普通のフォア打ちでも若干上回転がかかってドライブ気味になっているような感じがしましたw
そしてラバーのスペックが高くなるほど感じる「打球時にコースや威力を調節する前にボールが飛んで行ってしまう」という感覚が若干このロゼナでもあります。コントロールしやすい訳ではないが台には入る不思議な感じですw使いこなすには相応の技術が必要になります!
- サーブ:回転あまりかかりません。弾むので短いサーブも少し難しい。
- レシーブ:ボールが浮いたり長くなってしまいやすい。
- ドライブ:スピード・回転ともにスゴイです!パワーに自信が無くても、食い込ませるように打てばスプリングスポンジで威力けっこう出ます。さらに“トレランス”のおかげか、やや高い弧線で連打も安定します。
- スマッシュ:ドライブのスピードに比べて意外と遅い。
- ブロック:非常に安定します。少しの角度の誤差なら微調整してくれます!
- カット:ツッツキもそうですが、シートで薄く擦ろうとするとスリップしているように感じます。回転もあまりかからずカットはおすすめしません。
おすすめ活用法
スプリングスポンジとトレランスを活かすため、ラバーに食い込ませて打つことができる中級者以上の方におすすめ。ドライブでガンガン攻める人はこのラバーの性能を最大限引き出せると思います。フォア面なら厚~特厚、バック面なら中~厚がよさそう。
上級者の方でもバック面で使用するなら非常にコスパがいいです。用具費用を抑えたい場合は、フォア面にテナジーやディグニクス、バック面にロゼナというのもいいですね!
おすすめ活用例
- フォアドライブ主戦型:フォア面=ロゼナ(厚)、バック面=ファクティブ(中)
- 両ハンドドライブ型:フォア面=ロゼナ(厚)、バック面=ロゼナ(中)
- 上級者:フォア面=テナジーorディグニクス(特厚)、バック面=ロゼナ(厚)
まとめ
ロゼナは、ステップアップを目指す中級者や用具費用を抑えたい上級者におすすめです。スプリングスポンジとトレランスを活かすため、基本ラバーに食い込ませて打ちましょう。
ステップアップの一例👇
弾みがかなり強いのでレシーブやツッツキが安定しない場合は、少し弾みを抑えたラウンデル(バタフライ)やライガン(ヤサカ)に変えてみるのもいいですね!
以上、参考になりましたでしょうか。ロゼナは性能面ではコスパ№1なので、スペック重視のコスパラバーをお探しのかたは是非試してみてください!ラバー選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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