ファスタークS-1（ニッタク）｜スピード性能抜群のバック向けコスパラバー

総合評価：A－

基本情報

スピードスマッシュ重視！前中陣でのミート打ちやブロックからのスピードドライブ！打感の良いスピードスマッシュにも威力を発揮！鋭い軌道で相手コートに深く入るボールは、一気に相手を打ち崩す！

ファスタークとは？

Fast（速さ）とArc（弧）を描くボール軌道を開発コンセプトとした、トップ選手が勝つために選ぶギアです。

テンションスピードシート

グリップ感覚に優れたゴム成分と粒形状で、抜群の威力を実現した「テンションスピンシート」。粒形状がG-1やC-1のシートに比べ細く間隔が広いため、ボールの食い込みが非常に良く、対戦相手を圧倒するスピードを生みだします。

ソフトストロングスポンジ

ボールに更なる威力を生み出す「ソフトストロングスポンジ」スピードが出しやすく、ボールを捉える感覚をより味わっていただけるスポンジです。

引用：https://www.nittaku.com/products/rubbers/post-5

ファスタークS-1の位置づけ

ニッタクのハイエンドモデル「ファスタークシリーズ」の1つ。シリーズの中ではスピードに特化した性能が特徴。ニッタクのラバーの中でもスピードの性能値は最速。

やや柔らかめのスポンジにもかかわらず、軽く打ってもスピードがとても出るのが面白い。カテゴリーとしてはスピード系テンションですね。

ファスタークシリーズの定価は、G-1：6,000円、P-1：6,000円、C-1：5,800円、S-1：4,400円です。同じファスタークシリーズではありますが、性能的にも価格的にもファスタークS-1は別物という感じですね。

ニッタクのラバー性能表

レビュー

打球感はやや柔らかめですが、コントロール性能はそれ程高くありません。

• サーブ：回転はあまりかかりません。慣れないとバウンドが高くなったり、長くなってしまいます。

• レシーブ：自分から回転をかけるのはやりにくいですが、回転の影響は少ないので、オーバーミスさえ気を付ければ安定します。

• ドライブ：弧線が低く、軽く打ってもかなりスピードが出ます。特にバックが顕著ですね。フォアだとスポンジが柔らかくエネルギーロスしている感じが少しあります。下回転を持ち上げるのはやや難しいので、高い打点を意識する必要があります。

• スマッシュ：このラバーの真骨頂発揮です。回転の影響をあまり受けないので安定して入れることができ、圧倒的なスピードで決定力抜群です。

• ブロック：レシーブ同様、回転の影響が少ないのでオーバーミスに気を付ければかなり安定します。カウンターもやりやすいです。

おすすめ活用法

ドライブよりもミート打ちやスマッシュを多用する前陣速攻向けラバーですね。打球感柔らかめで、軽く打ってもかなりスピードが出るのでバック面におすすめ。コントロール性能はそこまでよくないので中級者以上推奨。

回転の影響が少ないのを活かして、多少レシーブが甘くてもブロックで逆サイドを抜いたり、カウンターを狙ったりが楽しそう。

フォア面のラバーとの組み合わせで個性を出しやすいのもいいですね。いくつかスタイルの提案を挙げますので参考にしてみてください。

• フォア面もスピード系のラバーを貼って両ハンドからスピードボールで圧倒
• フォア面に弧線が高いラバーを貼って、弧線の違いで立体的に攻める
• フォア面に粘着ラバーを貼ってフォアはスピン、バックはスピードで相手を翻弄

おすすめの組み合わせ

【両ハンドスピード重視】フォア面＝プラクソン450（2.0）、バック面＝ファスタークS-1（中or厚）

【フォア弧線高・バック弧線低】フォア面＝ライガン（厚）、バック面＝ファスタークS-1（中or厚）

【フォアスピン・バックスピード】フォア面＝輝龍（厚）、バック面＝ファスタークS-1（中or厚）

まとめ

ファスタークS-1は、中級者以上、ミート打ち・スマッシュをよく使う前陣速攻型、バック面におすすめのラバーです。フォア面のラバーとの組み合わせで個性を出しやすいのもグッド！

以上、参考になりましたでしょうか。ラバー選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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