総合評価:B+
基本情報
- メーカー価格:3,000円(税抜)
- カテゴリー:裏ソフト>粘着系
- スピード:☆☆
- スピン:☆☆☆
- コントロール:☆☆☆☆
- 硬度:中間(ドイツ基準43~48°)
- 弧線:やや低い
- 厚さ:薄・中・厚・特厚
バランスの良い粘着性ラバー
攻撃、守備、サービス、レシーブ……あらゆるプレーで高い性能を発揮するバランスの良い粘着性ラバーです。『タキファイア ドライブ』は、オールラウンドプレーを目指す選手にお勧めのラバーです。
引用:https://www.butterfly.co.jp/products/detail/05330.html
タキファイアドライブの位置づけ
粘着ラバーというと中国選手が使用していて、上級者用のラバーというイメージがあります。回転がよくかかるけど、インパクトが強くてラバーにボールをしっかり食い込ませる技術がないと性能を引き出せない。そんな印象が一般的ではないでしょうか。
タキファイアドライブは、バタフライから粘着性裏ラバーとして販売されています。実際には微粘着で初級者でも扱いやすいのが特徴です。
バタフライから他にも粘着性裏ラバーとして、タキネスドライブ・タキネスチョップ・タキネスチョップⅡが出ていますが、タキファイアドライブはその中でも攻守のバランスが最もよく万能型のラバーという位置づけです。
価格は定価3,000円(税抜)、実売価格2,500円前後と、粘着ラバーを試してみたい場合もリーズナブルなのがいいですね。
バタフライのラバー性能表
レビュー
シートは柔らかく、スポンジは若干硬めで、総合的な打球感は硬くもなく柔らかくもなくという感じ。粘着も粘着ラバーとしてはかなり弱めです。ラバークリーナーしたらすぐ粘着無くなっちゃいそうなので注意w
- サーブ:回転かけやすいです。弾まないので思いっきり切れます。
- レシーブ:微粘着でシートも柔らかいので、粘着ラバーとしては回転の影響を受けにくくコントロールしやすいです。切れたツッツキやストップがやりやすいです。
- ドライブ:弧線はやや低めですが、持ち上げやすく安定します。スピン・スピードともに最大値は低めです。台から離れると弾まないので相手コートまで届かせるのが大変です。
- スマッシュ:粘着ラバーは弾くのが難しいイメージですが、タキファイアドライブはやりにくさはありません。
- ブロック:やや回転の影響受けやすいですが弾まないので台に収まってくれます。慣れるとボールの威力を吸収して2バウンドブロックできるので、相手のタイミングを狂わすこともできます。
- カット:微粘着とシートの柔らかさが絶妙でかなり安定します。回転はそこそこですがコントロールがとにかくしやすい。
おすすめ活用法
微粘着で扱いやすい、まさに粘着ラバーの入門用です。テンションラバーと比べると弾みはかなり抑えめです。なのでドライブ主戦型で粘着ラバーを目指す人が、体重移動や体全体を使ってしっかりラケットを振る技術を身に付けるのに最適です。
また初中級者のカットマンにも非常におすすめです。基礎ができてきて攻撃(ドライブ)技術も取り入れたいという場合に、このラバーならカットの安定感に影響が少なく攻撃を取り入れやすいです。
それぞれの戦型のおすすめの組み合わせをみていきましょう。
回転重視のドライブ主戦型
回転重視のドライブ主戦型におすすめの組み合わせをレベル別に紹介します。
初級者:フォア面=タキファイアドライブ(厚)、バック面=ヴェンタスベーシック(1.8)
中級者:フォア面=輝龍(厚)、バック面=タキファイアドライブ(厚)
ステップアップの一例👇
カットマン
カットマンにおすすめの組み合わせを紹介します。
初級者(バック粒):フォア面=タキファイアドライブ(中)、バック面=フェイントロングⅢ(極薄)
初級者(バック裏):フォア面=タキファイアドライブ(中)、バック面=タキネスチョップ(薄)
中級者(バック粒):フォア面=タキファイアドライブ(厚)、バック面=フェイントロングⅢ(薄)
中級者(バック裏):フォア面=VS>401(2.0)、バック面=タキファイアドライブ(中~厚)
ステップアップの一例👇
まとめ
タキファイアドライブは粘着ラバーの入門として最適なラバーです。
回転重視のドライブ主戦型なら体重移動や体全体を使ってしっかりラケットを振る技術を身に付けるのに。カットマンなら基礎ができて攻撃技術を取り入れるのに。そうした時にこのラバーは強い味方となります。
実売価格も2,500円前後とリーズナブルなのもいいですね。
以上、参考になりましたでしょうか。ラバー選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
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